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県医労連の活動 >> 職員需給見通し・県医労連要求数(訂正)

第6次看護職員需給見通しの策定にあたり
就業職員数を80,000人以上とする要請書


2005年6月27日
千葉県知事 堂本暁子 様
千葉県医療労働組合連合会
執行委員長 路 野 俊 雄

第6次看護職員需給見通しの策定にあたり
就業職員数を80,000人以上とする要請書

 日頃の県民福祉の充実にむけてのご尽力に敬意を表します。
 さて、ご承知のとおり厚生労働省は、第6次看護職員需給見通し(以下、第6次計画)策定(平成18年から5年間)にむけて都道府県へ通知し、各都道府県は、9月末までに調査結果を本省へ報告することになっています。
 いま看護現場は、医療事故防止・安全確保のための体制整備、在院日数の縮小による患者の重症化などによって、かつてなく過酷な実態となっています。日本医労連の調査結果でも看護職員の8割が慢性過労、7割が健康不安を訴え、7割近くが辞めたいと思う深刻な状態と答えています。そして、患者さんも十分な看護サービスが受けられず、我慢を強いられています。
 私ども千葉県医療労働組合連合会(以下、県医労連)は、「第5次計画」策定時においても「6万5000人以上の看護体制の実現」を求めましたが、策定されたのは最終年度で4万人体制と極めて低いものでした。
 県医労連は、「第6次計画」の策定にあたり別途(資料)の積算により「80,000人以上の看護体制」が必要であると考えます。
 よって「第6次計画」策定は、看護現場の実態改善にむけた実効ある計画となるよう強く要請すると共に、下記の事項で懇談したく申し入れいたします。

    要請事項
  1. 第6次看護職員需給見通しの策定にあたっては80,000人以上とすること。
  2. 千葉県に准看護師2年課程通信制の養成校を設置すること。
  3. 以上の内容に対し、つぎの日程で協議する時間を設けていただくこと。
    1. 日 時  7月29日(金)午後4時から5時まで
    2. 場 所  県当局が指定する会議室
    3. 参加数  10名程度予定
    4. 連絡先  県医労連書記長 八木原一男(やぎはらかずお)TEL:043-213-5071
以 上

資 料

80,000人以上の
看護体制の実現を求める積算根拠

Ⅰ基本的な考え方

(1)医療事故をなくし、安全でゆきとどいた看護を実現することは、患者・国民と看護職員の共通・切実な要求である。安全を保障する看護体制・人員増への改善が第一義的課題となっている。
(2)入院日数短縮などのもとで、看護職員は限界を超えた過密労働にさらされ、心身ともに疲れ果てている。バーンアクト・健康破壊が進行し、患者の安全も大きく脅かされている。安全のためにも看護職員の超過密労働を解消する人員増が求められている。
(3)看護の現場は、数時間の時間外労働が常態化し、時間外手当の不払い、年休の取得制限などの労働基準法違反が横行している。労働基準法違反を一掃し、看護職員のまともな労働条件を保障する人員配置、看護職員が生き生きと働き続けられる職場をつくる必要がある。
(4)在宅や介護・福祉など、看護職員が必要とされる領域が大きく広がっている。在宅や介護などの分野など、高まる看護の必要性に対応した人員配置が求められている。

Ⅱ具体的な必要人員の積算

A 一般病床 (平成15年医療施設-動態-調査・病院報告の概要)
  1. 基準:日勤は患者4人に看護職1名、夜勤は患者10人に看護職1名の配置
      権利諸休暇などの取得を保障する人員配置  見込み休み157日
  2. 1病棟あたりの積算(40床)
       (4人+4人+10人)×{365日÷(365-157)}≒32名+師長=33名
  3. 必要人員  33人×{32,771床÷40床}=27,036人   ―A
B 一般病床以外の入院 (平成15年医療施設-動態-調査・病院報告の概要)
  1. 基準:日勤は患者4人に看護職1名、夜勤は患者20人に看護職1名の配置
      権利諸休暇などの取得を保障する人員配置  見込み休み157日
  2. 1病棟あたりの積算(40床)
       (2人+2人+10人)×{365日÷(365-157)}≒25名+師長=26名
  3. 必要人員  26人×{13,784床÷40床}=8,960人   ―B
C 病院の外来 (平成15年医療施設-動態-調査・病院報告の概要)
  1. 基準:看護職員1人が1日に対応する患者20名。年間診療日は295日とし、諸休暇を保障する。
  2. 必要人員 (72,400人÷20人) ×{295日÷(365日-157日)}=5,134人   ―C
D 病院のその他の部分の必要人員
  1. 手術室は1台につき3人配置とし、長時間労働の解消を図る。安全対策や教育関係を中心に看護部長室も含め、若干の増を見込む。
    (病院 293施設×6人)+(一般診療所 3,585施設×0.5人)=3,551人   ―D
E 診療所の外来 (平成15年医療施設-動態-調査・病院報告の概要)
  1. 基準:看護職1名が1日に対応する患者を30名とする。年間診療日は295日とし、権利諸休暇などの取得の保障。
  2. 1日平均外来患者数 117,200人として算出
  3. 必要人員 
    (11,720人÷30床)×{295日÷(365日-157日)}=5,586人   ―E
F 診療所の有床部分の加算 (平成15年医療施設-動態-調査・病院報告の概要)
  1. 夜間の看護職が配置できるように加算する。
  2. 必要人員
    (1人+1人+2人)×{365日÷(365日-157日)×454施設=3,187人   ―F
G 介護・福祉関係の施設 (平成14年4月1日現在・社会福祉施設一覧表/千葉県健康福祉部)
  1. 老人保健施設(9379)、特別養護老人ホーム(9960)には複数夜勤者を配置する。
    医療の必要が高く、夜間も看護職員の空白をつくらないため、100床あたり16名配置
      (9379+9960)÷100床×16人=3,094人
  2. 社会福祉施設には複数配置を見込む  692施設×2人=1384人
  3. 在宅介護支援センター(236)、ディサービス(320)、訪問など通所・在宅関係600人
     (合計  3,094人 + 1,384人 + 600人)=5,078人   ―G
H 訪問看護ステーション
  1. 訪問看護事業の増進を見込む
          (2546ヶ所×5名×予備指数1.42)=18,077人  ―H
I その他
  1. 保健所、市町村、看護学校・養成所など(平成14年12月末)5,242人   ―I
算出合計
A +  B +  C + D + E + F + G + H + I =82,851名